「まるごと冷凍弁当って本当に安全?」
「冷凍弁当の正しい作り方や注意点は?」
「解凍方法はどうすればいいの?」
この記事で、そんな疑問が解消できます。
まるごと冷凍弁当は、ご飯やおかずを容器ごと冷凍する新しいお弁当のスタイルです。
朝のお弁当作りをラクにしようと、SNSで話題になっています。
しかし、間違った作り方や解凍方法を用いると、食中毒のリスクがあるので注意が必要です。
この記事では、まるごと冷凍弁当の際の食中毒のリスクや、作成時のアドバイス、解凍方法について解説しています。
正しい方法を把握すれば、安全で便利なまるごと冷凍弁当を楽しますよ。
まるごと冷凍弁当での食中毒リスクと予防策4選
まるごと冷凍弁当は作る方法によっては、食中毒のリスクがあります。
なぜなら、お弁当を作ってから食べるまでの間に、細菌が増えやすくなるからです。
とくに水分が多いと、細菌はよく増えますよ。
そこで安全に作るための4つの大切なポイントを紹介しますね。
1つずつ解説しますね。
電子レンジでの加熱がカギ!まるごと冷凍弁当の安全な食べ方
食べる直前に、電子レンジでしっかり加熱することが大切です。
なぜなら冷凍したご飯やおかずは、解凍するときに水分が出るからです。
とくに、ご飯とおかずを一緒に冷凍するまるごと冷凍弁当は、水分が多く出る傾向にあります。
水分が広がると、細菌が増えやすくなるため、自然解凍はおすすめしません。
電子レンジで加熱すると細菌を増やすのを防ぎ、ご飯もおかずもおいしく食べられます。
ただし食べる場所には、電子レンジが必要ですよ。
冷凍と電子レンジ対応の容器選びが重要
まるごと冷凍弁当を安全に楽しむためには、電子レンジでの加熱が必要です。
そのため弁当の容器は、
を選ぶ必要がありますよ。
よくある間違いは、容器は電子レンジに対応しているけど、フタが対応していないことですね。
電子レンジに対応していないフタをそのまま入れると、
といったリスクがあります。
まるごと冷凍弁当は加熱時間が約5分必要なので、電子レンジに対応していないフタは避けましょう。
また冷凍に対応していない容器を使用すると、凍結中に容器が割れてしまいます。
容器の性能を確認してください。
ご飯とおかずは冷めてから容器に入れよう
ご飯やおかずを冷ましてから詰めましょう。
なぜかというと、熱いままだと水蒸気が閉じ込められて、お弁当が水っぽくなったり、腐りやすくなるため。
だから、十分に冷ましてから詰めるのがいいんです。
冷ますときは、以下の2つを使うと効果的です。
これで、お弁当が美味しくなります。
ご飯とおかずを平均的に詰めること
ご飯やおかずを平均的に詰めることが大事です。
理由は片側に偏ると、凍るまでの時間が長くなってしまうため。
食材が早く凍れば、解凍したときの食感が良くなり、おいしいお弁当ができますよ。
さらに平らに詰めると、電子レンジで均等に温まるので、食べるときも美味しくなります。
だから冷凍弁当を作るときは、食べ物を平らに詰めるようにしましょう。
まるごと冷凍弁当の正しい解凍方法
冷凍弁当を解凍するときは、電子レンジを使いましょう。
理由は以下のとおり。
電子レンジで解凍するときは、通常の加熱モードを使ってください。
解凍モードでは、食材が冷たいままのことが多いんです。
とくにご飯はしっかり温めないと、味が落ちたりパラパラになったりします。
だから加熱モードでよく温めて、アツアツで食べるのがおいしいですよ。
加熱時間は容器の大きさによるけど、500mlの容器なら600Wで5分が目安。
最初は短めにして、中心が冷たければ少しずつ時間を増やしましょう。
冷凍弁当を持ち運ぶ際の2つの注意点
冷凍弁当を持ち運ぶときは、以下の2つのポイントに注意して、解凍を防ぎましょう。
1つずつ深堀します。
常に保冷剤を使用する
冷凍弁当を持ち運ぶときは、季節を問わず保冷剤を使いましょう。
一般的には、お弁当の腐敗を防ぐために保冷剤を用います。
冬などの低温時期でも、保冷剤を使わない人もいるでしょう。
しかし冷凍弁当が途中で溶け始めると、そこから細菌が増殖しやすくなります。
保冷剤を使って凍った状態を長時間維持しましょう。
また冷たい空気は下に沈むため、保冷剤は弁当の上部に置くのが効果的ですよ。
クーラーボックスや保冷バッグを活用する
保冷剤の大きさによって、保冷時間が異なります。
たとえば外の温度が20℃で、50gの保冷剤を入れた場合、約2時間の保冷が目安です。
ただ夏のような暑い日だと、保冷剤は早く溶けてしまいます。
そのため、
を使いましょう。
保冷剤と一緒に使うことで、冷凍弁当の凍った状態を長時間キープできます。
水滴が外に出ないようにしてくれるので、カバンの中の物が濡れるのを防げますよ。
まとめ:まるごと冷凍弁当は手軽だけど注意が必要
この記事では、まるごと冷凍弁当の食中毒リスクについて解説しました。
最後に食中毒リスクを防ぐ方法のおさらいです。
忙しい日々でも、まるごと冷凍弁当を使えば簡単にお弁当を味わえます。
暇なときに作って、冷凍庫に保存しておきましょう。
朝の忙しい時間にお弁当作りの手間を省けて、朝はもっとゆっくり寝ていられるようになりますね。