この記事では、ペットショップで売れ残った動物たちの行方やその実態についてまとめています。
ペットショップで犬や猫が売れ残ると、保健所での殺処分の噂もあり、多くの方が心を痛めています。
売れ残りペットを迎え、大切に育てたいと考える方も多いでしょう。
売れ残りペットの処遇や、その背景を詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
ペットショップの売れ残りを引き取る手段
ペットショップで売れ残った動物を迎え入れる方法は2つあります。
1つずつ解説しますね。
①:ペットショップで直接購入する
売れ残った犬や猫は、通常より低価格で販売されます。
「売れ残り」という表記はされません。
売れ残った犬や猫に関しては、ペットショップのホームページを確認してみてください。
情報を見つけられるかもしれません。
②:譲渡会に参加する
ペットショップが動物愛護団体と連携して譲渡会を開催し、里親を探すケースがあります。
開催スケジュールを定期的に確認し、参加することを検討してみてください。
売れ残ったペットたちはどうなる?
ペットショップで犬や猫が売れ残ることは避けられません。
売れ残ったペットは他の店舗に移され、値下げされた価格で販売されます。
それでも売れない場合は、次の3つの方法で処分されることが多いです。
2013年の動物愛護法改正で、業者への引き渡しが制限されました。
「引き取り屋」と呼ばれる業者に渡すことが行われる場合があります。
この場合はペットの取り扱いに、専門性が欠けて安全とは言えません。
最も安全なのは、譲渡会で里親を探す方法です。
現実として、ごく一部の悪質なペットショップでは殺処分は行われているため、引き取り手が増えることが望ましいです。
売れ残りになるのは生後何か月から?
ペットショップでの販売期間は「生後2~3か月程度」です。
2~3か月の子犬や子猫は特に人気ですが、それを過ぎると値下げの対象になります。
5か月頃には最初の販売価格の半分以下にまで、値下がりすることが多いです。
5か月以降は人見知りや個性が強くなり、飼いやすさが低下してしまいます。
ペットショップも値下げして売るしかないんです。
ペットショップの売れ残りの割合は?
ペットショップの売れ残り割合は、以下のとおりです。
売れ残った犬や猫は、里親募集サイトや業者への販売に回ることが多いです。
店員が直接購入して育てる場合もありますが、それは稀なケースです。
売れ残りを出さないためにも、ペットショップ側の工夫や、問題の実態を知る人を増やすことが重要です。
犬などの売れ残りは安く手に入る?
売れ残ったペットを迎え入れるメリットとして、売れ残りを減らせるだけでなく、ワクチン接種済みで安心という点があります。
その上、低価格で購入できるのも最大の魅力です。
生後5か月頃になると、およそ5万円で購入できるため、安価で入手可能です。
ただ5か月を過ぎると個性が現れ、人に懐きづらかったり、病気の可能性が出てきます。
購入する時は、健康状態をよく確認してください。
カインズホームの売れ残りペットはどうなっているのか?
カインズホームでは、以下の動物が売れ残ることがあります。
全国展開の「Pet’sOne(ペッツワン)」では、里親譲渡会を開催し、ペットのしつけや健康ケアに関する情報提供も行っています。
他店舗への移動が行われる場合もありますが、カインズのペットは全体的に価格がやや高めです。
人気の犬種だと20~30万円で販売され、成犬でも少し安いくらいの高い料金設定となっていますよ。
イオンペットショップの売れ残りはどうなるのか?
イオンペットショップで売れ残ったペットは、別店舗に移動されることが一般的なようです。
里親募集のホームページでイオンペットショップから来た動物も見かけるため、譲渡会での引き取りも行っているようです。
また売れ残ったり飼育できなくなったペットは、引き取って次の飼育者を探すそうです。
それでも見つからない場合、ペットショップのスタッフが引き取るケースもあります。
そのため、イオンペットショップは良心的と言えるでしょう。
詳しいことは、イオンペットのライフハウス活動をご覧ください。
「子犬譲ります」無料でペットをあげたい人はどうしている?
売れ残りを減らすため、無料でペットを譲りたい人も多いです。
方法は簡単で、里親募集のサイトに掲載するだけです。
例えば、
といったサイトに多く掲載されています。
応募者のルールに従い、引き取ってほしい年齢層や条件を決めることで、安心して譲渡できます。
保健所に行く前に家族を見つけられる可能性が高まるため、無料で提供するのも良い選択肢です。
まとめ
今回はペットショップの売れ残りペットを引き取る方法や、背景にある問題について解説しました。
これからペットを飼いたい方は、ぜひ里親募集から迎え入れて、売れ残りペットを救ってください。
迎える際には心構えをしっかりし、メリット・デメリットを理解したうえで家族に加えてください。