レタスの葉の間から、ときおり黒い小さな虫やアブラムシが現れることがあります。
虫が苦手な方にとっては、驚きの瞬間であることも少なくありません。
この記事では、レタスやサニーレタスに付着した虫を効果的に洗い流す方法や、安全性について詳しく解説します。
虫除け対策に頭を悩ませている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
レタスに潜む虫と卵を取り除く2つの方法
レタスに潜む虫やその卵を効率的に取り除く方法は、以下の2つです。
1つずつ解説します。
1:ボウルに水とお酢を入れて浸す
1つ目は「ボウルに水とお酢を入れて浸す」方法です。
手順は以下のとおりです。
- 大きなボウルとお酢を用意する
- ボウルに水を入れ、お酢を少し加える
- レタスの葉を一枚ずつ取り、水に浸す
お酢の効果で、虫や卵が表面に浮かび上がります。
その後、水道水でさっと洗い流せば完了です。
完全に取り除けなかった場合は、上記のプロセスを繰り返してください。
2:約50℃の温水で洗う
2つ目は「約50℃の温水で洗う」方法です。
手順は以下のとおり。
- 約50℃の温かい水で、レタスを数分間浸す
レタスは丸ごとでも、1枚ずつでもどちらでもOK - 冷水でしっかりと洗う
50℃の温水で洗うと、レタスの食感が良くなります。
少し時間が経って、しなしなレタスを復活させるときにも役立ちますよ。
食べるまで時間がある場合は、レタスを乾かしてから冷蔵保存してください。
虫がついているレタスの安全性
結論からいうと、レタスを安心して食べられます。
なぜなら農薬や化学物質が少なく、自然の状態で育った証拠だから。
反対に一切虫が見当たらないレタスは、農薬が使用されていますよ。
市販されているレタスに虫がついているのは少ないです。
自宅の庭で育てたり、無農薬で栽培されたレタスでは虫がつくことがありますよ。
レタスを好む虫たち
レタスを好む虫の種類を紹介します。
誤って虫を食べた時の対処法
レタスに紛れ込んだ虫を、誤って口にしてしまった場合の対処法について解説します。
とくにレタスの色と同化して、見落としがちなのがアブラムシです。
でも万が一食べてしまっても、健康上のリスクはほとんどありません。
しかし、ナメクジには注意が必要です。
ナメクジ自体に害はないものの、ナメクジが持つ可能性のある寄生虫です。
とくに「広東住血線虫」は、人体に影響を及ぼすことがあります。
広東住血線虫はナメクジが残した粘液にも存在するため、レタスは念入りに洗浄するか加熱して食べてください。
過度に恐れる必要はありませんが、ナメクジを見つけた際には特に注意しましょう。
レタスの葉を一枚一枚丁寧に洗うか、加熱してから食べてください。
虫食いレタスの食べ方
虫食いのレタスを食べる際には、しっかりと洗浄しましょう。
虫がレタスを食べていることは、
を使用せずに栽培されています。
つまり虫がついているレタスは、安全で自然な状態であるんです。
ただし、前述のように寄生虫のリスクも考えられます。
虫食いのレタスを食べる際には、
といった方法をしてください。
レタスの苦みを和らげる方法
レタスを食べるときに感じる苦味は、ラクチュコピクリンという成分によるものです。
ポリフェノールの一種で、レタスの苦味の度合いはラクチュコピクリンの量によって変わります。
ラクチュコピクリンの量が多いほど、苦味が強くなりますが、健康には良い影響を与えますよ。
市販されているレタスでは、苦味が強いものは少ないです。
でも、
では、苦味を感じやすいです。
苦味を軽減するには、レタスを水に数時間から半日程度浸すと良いでしょう。
ラクチュコピクリンは水溶性であるため、水にさらすことで成分が抽出されます。
時間がない場合は、約50℃の温水に数分間浸す方法も効果的です。
これらの方法で、苦味を感じることなくレタスを味わえますよ。
まとめ
本記事はレタスとサニーレタスについた虫を取り除く方法について紹介しました。
虫がついているレタスは、農薬や化学物質が少なく、自然の状態で育った証拠です。
安心して食べられますが、生理的に虫がついているのはイヤですよね。
レタスに付いた虫や、卵を取り除く方法は以下のとおり。
上記の方法で、安全で美味しいレタスを味わえます。
さらに50℃の温水でレタスを洗うと、レタスの鮮度と食感を向上させられますよ。
この記事を参考に、安心してレタスをお楽しみください。