個人情報の漏洩は度々問題視されます。
インターネット上のセキュリティ問題や、公的機関や店舗のミスによって、氏名や住所などのデータが外部に露出するケースが報道されます。
しかし個人情報が外部に漏れ出した際、具体的にどのようなリスクが自分に及ぶのかは、把握しにくいものです。
この記事では、氏名、住所、生年月日、電話番号といった個人情報が流出した場合に、どのような影響があるのかを解説します。
氏名、住所、連絡先の不正使用事例を解説
氏名、住所、連絡先といった情報は、個人のプライバシーに関わる重要なデータです。
個人のデータは個人情報の保護に関する法律によって、厳格に管理することが義務付けられています。
それにもかかわらず、これらの情報が外部に漏れる事件がしばしば起こっています。
多くの人が自分には重要でない情報だと考えているかもしれません。
これらの情報が不正に使用されると、次のようなトラブルに見舞われる可能性がありますよ。
連絡先が不正利用される事例①:スパムメール
1つ目は「スパムメール」です。
送られてくる理由は、メールアドレスがどこかで漏れて起こります。
スパムメールには、
が含まれている場合もあります。
基本的にはメールは開かず、ゴミ箱に捨てましょう。
もしメールを開く際には、細心の注意を払ってくださいね。
連絡先が不正利用される事例②:セールス電話
2つ目は「セールス電話」です。
セールスや勧誘の電話が増えるのも、個人情報が漏れた結果かもしれません。
電話に出る時間が無駄になるだけでなく、しつこい対応にもストレスを感じますね。
連絡先が不正利用される事例③:SNSのアカウント乗っ取り
3つ目は「SNSアカウント乗っ取り」です。
SNSを使っていると、アカウントの乗っ取りに遭うリスクもあります。
乗っ取りによって、
といったことがあると、その後の対応に困りますね。
連絡先が不正利用される事例④:クレジットカード詐欺
最後は「クレジットカード詐欺」です。
個人情報が漏れることで、他人に自分の身分を偽装されてしまいます。
クレジットカードが不正に使用され、知らないうちに高額な買い物がされており、後から突然の請求といったケースがありますよ。
個人情報が外部に漏れると、自分の知らない間に情報が不正に使用される可能性が高くなります。
万が一、このような被害に遭遇した場合は、
などの迅速な対策が必要です。
オンライン上での個人情報の危機【ダークウェブの取引と連鎖的な被害】
インターネット上で個人情報が漏れると、予想以上に影響が広がることもありますよ。
インターネットには通常アクセスできない隠れた領域「ダークウェブ」があります。
ダークウェブでは、
などが取引されています。
個人情報が漏れると拡散され、被害者だけでなくその周囲の人々にも影響を及ぼすことがあるのです。
さらにオンライン上での批判や炎上につながるリスクもあります。
現代ではちょっとした情報が炎上の原因となり、その過程で多くの個人情報がネット上で暴露されることも。
個人が特定され、生活に支障をきたすほどの精神的苦痛を被ることも珍しくありません。
オンラインの匿名性は以前ほど保護されていないと感じるかもしれません。
しかしオンラインでの行動規範「ネチケット」を守り、安全にインターネットを利用することの重要性も高まっていますよ。
まとめ
氏名、住所、生年月日、連絡先などの個人情報が外部に露呈する事態は、決して他人の問題ではありません。
知らないうちに、あなたの情報がさまざまな形で悪用されているかもしれません。
あなたの情報が洩れると、
の原因になります。
さらにはダークウェブを通じた情報の売買により、自分だけでなく、周囲の人々も影響を受けるケースもあります。
インターネットは便利ですが、使用には注意も必要です。
個人情報の保護には配慮して、安全なネット使用を心がけましょう。